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「いや、そうかもしれないが某は争いごとが嫌でね。」
穏やかな表情とのんびりした言動で葉水は返答した。
口入れ屋は頭を掻きながら一瞬考えたがふと、
「あ、そういえばおまえさん。腕に覚えはないかい?」
と話を振ってきた。
予想外の言葉だったが選択の余地はない。
「まあ、自分の身を守れる。人並みだが…。」
「あー、駄目駄目!それじゃあ押しが効きませんって。どんな武術や流派でも構いませんぜ。免許皆伝とかはったりでもなんでもいいから持っていませんかい?」
「目録は…一応あるぞ。」
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