【始まり】

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ここまで感情わかりやすいやつ他にいねぇだろうなぁ…(笑) そんなことを考えながら、パニクるヒロを笑いながら観戦していた。 しかし、パニック状態が10分近くも続き、 そろそろヤバいな…。 と思い始めた俺は、質問を撤回することを決めた。 「無理に聞いた俺が悪かった!!生徒会室に行けばいいんだろ?」 すると、ヒロは何事もなかったかのように、冷静な表情を取り戻した。 「おう。そうだぞ!絶対に来いよ!!」 それだけ言って、そそくさと逃げ出してしまった。 何だ、あいつ? まぁ、いいか。 焦るヒロを見送った後で、俺は机という堅いベッドに抱かれ、深い眠りへと落ちていった……。
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