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「グハッ!!」
美奈の本気で驚く顔と、柊の勝ち誇った顔が見えたと思ったら、俺は意識を失った…。
「お前たち、何やってんの?」
いきなり教室からタクが出てきた。
俺は意識が遠のくを耐え、あわて気味に言った。
「SMごっこだよ!!柊がご主人様役で、俺がドMの役!」
「ふぅ~ん………変わってんな、お前ら。」
とりあえずしのいだが、まだ危ない状況に変わりはなかった。
ヒロも美奈も柊も、冷や汗を垂らしながら、違う話題を考えていた。
「俺、トイレ行くところだから。じゃあな。」
タクはそれだけ言うと、かかとを履き潰した上履きで音を立て、ポケットに手を突っ込みながら、行ってしまった。
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