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「はぁ~…。」
意識をした訳でもなく、深いため息が自然と出た。
「何でため息つくのよ!!」
知恵は強い口調で迫ってきた。
何でお前とずっと一緒のクラスなんだろうなぁ?
と聞こうとしたが、そんなことを聞いてもわかるはずもないのでやめた。
「何でもねぇ。」
曖昧な答えを返し、その場をやり過ごそうとしたが、納得するはずもなく、さらに怒りを駆り立てただけだった。
「ねぇねぇ!!!何!?」
「本当に何でもねぇつーの!!」
俺は逆ギレして、思わず大きな声を出してしまった。
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