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告白
ハードルは高すぎて
まるで壁のように
私の行く手を阻む
壁をひたすら見つめて
穴があくのを待つ
別に高すぎる壁が怖い訳じゃない
壁の向こう側が怖いの
壁を超えて
もし、地面がなかったら?
もし、底なし沼だったら?
そう思うと足がすくんで
飛び出せないでいる。
早く早くと急かす度
壁から遠退いて行く
必死に手を動かしてみるが
飛べる気は全くしない
もし今、あの笑顔が見れたなら
私はきっと飛べるでしょう
助走も無しに
大きく空へ
向こう側へ飛び立つのでしょう
向こうのあの笑顔
あると信じて疑わない
例え、沼でも崖でも地獄でも
私は飛び立つ
あなたに向かって
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