2人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
愛おしすぎて……
ねぇ、その枯れた声で言って
私を愛してるって耳元で囁いて
一時だけでもあなたに愛されたと思わして
私の名前を囁いて
愛おしそうに頬を撫でて
私に触れて
あなたの側に引き寄せて
赤くあなたの痕が付くぐらい
抱き締めて
そのまま一人
夢に墜ちてくから
願うなら
私をあなたの手で───
あなたの手を赤く染めて
私の存在をあなたの白い心
白い体を赤く染めて
私色に変えていく
赤く染まった手を見る度
あなたは私の事を思い出すでしょう。
ねぇ、その枯れた声で言って
私を愛してるって
最初のコメントを投稿しよう!