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汐留高校に着いた令はクラス割を見て自分のクラスである1-Dに向かった
クラスに入って直ぐに見覚えのある顔が入った
「よう、姫百合」
「あ、おはよう令。同じクラスだったんだ」
彼女は杉野都姫百合(スギノミヤヒメユリ)令の幼なじみである
肩まである髪、顔立ちは可愛いよりはかっこいいと言った方があっている
そしてもう一人、見覚えのある顔があった
「あれ?令君?」
「あ、今朝の
えっと、柚木だっけ」
「お~、覚えててくれた」
柚木は笑顔で言った
「何々?二人とも知り合い?」
「あ、うん、まぁ
今朝、走って来てT字路から出てきた柚木にそのまま」
「ドーンって?」
令は苦笑いで肯定した
「何、それが二人の出会いって事?」
「そういう事になるかな」
今度は柚木が言った
姫百合はそれを聞いて吹き出した
「ハハハハハ!何それ!てか何で走ってたの?」
「えーと」
令が少し言い辛そうに言葉を濁した
その先は柚木が言った
「時計が止まってたんだって」
姫百合は更に笑った
「ハハハハハ!何やってんのよあんた!」
「笑うなよ」
三人が笑いあっていると
『新入生は体育館に集合してください』
校内放送が掛かったので三人は一時別れ体育館に向かった
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