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「初めまして、私はこれから一年間、皆の担任をする櫻井麗奈(サクライレナ)だ。よろしく」
黒板に自分の名前を書いた麗奈は、生徒達の方を見て
「じゃあさっそくだけど、クラス委員を決めたいんだけど、委員長をやってくれる人は」
そこで言葉を区切り全体を見回した
誰も立候補しないのを見てから
「いないよね、やっぱ」
肩を落とす麗奈を見てか、姫百合の声が聞こえた
「令、あんた中学のとき委員長やってたじゃん。やれば?」
姫百合の声を聞き、麗奈は
「ホント?じゃあお願いしたいんだけど」
それを聞いて令は
「まぁ、いいですよ。
分かりました」
承諾した
「ホントに!?ありがとう
じゃあ次は、副委員長何だけど」
今度は聞いた事の無い女子の声が聞こえた
「言葉、あんたも中学のときやってたよね」
「えっ」
言葉と呼ばれた少女は少し声を上げた
「じゃあ言葉さん、やってくれる?」
言葉は少し悩む素振りをして
「分かりました、私で良ければ」
と、承諾した
「ホント助かるわ。よし、後は委員会の決定ね」
その後、委員会を決め、姫百合は保険委員会、柚木は図書委員会になった
「よし、これでオッケーかな
あ、そうだ。令君と言葉さんは放課後、委員会あるから会議室行ってね」
「はい、分かりました」
二人はそれぞれ了解した
「じゃあ後は配布物配って、今日は解散かな」
言い終わると麗奈はプリント数枚と教科書を数分で配って
「よし、じゃあ今日はこれで終わり。じゃあまた明日ね。委員長号令」
麗奈に言われて
「起立、令」
号令を掛け、クラス全員が令をして、今日が終わった
「令、先に帰ってるね」
「あぁ、わかった」
「じゃあまた明日ね、令君」
「おう、柚木もじゃあな」
二人に別れを告げ、令は委員会に行こうとしたが
「そういや、会議室ってどこだ?」
令が迷っていると後ろから声を掛けられた
「あの、会議室ってどこですか?」
振り返るとそこには言葉がいた
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