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次の日のお昼休み。
梅雨で雨なのであって、教室でお弁当食べてるけど…
あたしは屋上か中庭か裏庭がいい!
教室は授業以外ではいたくない!
「蓮華、浅水くんはいいの?」
「目立つ行動控えてるだけ」
ダメだ…食欲が落ちる。
「蓮華?大丈夫?無理して食べちゃダメよ?」
「でも、全部食べとかないと…」
また、みんなが…
「じゃあ、そうね。浅水くん」
は!?くぅちゃん!?
何、横を通ってる颯希くん掴まえてんの!?
「何?」
「お昼、まだでしょ?蓮華のお弁当どうぞ」
「イヤイヤ、これ食べかけだから…」
ホラー!
颯希くん変な顔してるー!
「ふ~ん。手作り?」
「い、一応…」
「美味しいのよ、蓮華の手料理」
ねぇ、くぅちゃん、ホントもういいから…
ちゃんと食べるし。
「遠慮なく」
って、ホントに食べたー!!
微妙にありがたいけどなんでー!?
「お、美味い」
「…ありがと…」
胡桃と家族以外から初めて聞いて、どこか嬉しかった。
でも…恥ずかしい!
「颯希くん、あたしとつきあってくれる気になった?」
「なんで?」
むぅ~、やっぱ動揺しない。
「ん~、なんとなく。あたし、昨日言ったよね、諦めないって。あたしのこと、好きになって」
颯希くんはお箸を置いて…って、もう全部食べてる?
どんだけ早食い!?
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