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朝まで騒ぎ通しもう日が顔を覗かせ始めた。
『私達用事があるからもう帰らないといけないんだ』
『じゃあ送ってくよ』
雄奨達は、友理奈と楓を見送るのを口実に帰ろう思った。
雄奨と卓志で近くの駅まで連れていく事にした。
他のメンバーは疲れてグッスリ眠ってしまっている。
駅に着くなり、二人は時刻表を確認しお別れの挨拶に雄奨達の所へ戻ってきた。
『わざわざありがとね。また暇な時あったら連絡してね』
雄奨達に笑顔で手を振ると二人はホームへ向かい歩きはじめた。
『雄奨どうだった久々の女の子との触れ合いは?』
二人の影が消えると、卓志は眠そうな目をこすりながら雄奨の表情を伺った。
『うん………まぁまぁ。でもやっぱり女の子を疑っちまうわ』
そう言うと雄奨は視線を卓志からずらし地面に向けた。
『そうか。まぁほら楓ちゃんかわいかったし、いや関係ないか。
まぁつまり焦らずな。俺も色々あったけどさ今回のでまた女の子との触れ合いを楽しいなって思えたし』
そう言うと帰るべとアゴで雄奨をうながし二人でアパートへ向かい歩きだした。
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