18人が本棚に入れています
本棚に追加
一章:最阨の始まり!
朝の7時、目覚ましの音がうるさい
「もうちょっと、寝るから黙れ……グゥ💤」
俺は安部清正、朝には弱い男だ、俺は目覚ましを止め、再び眠りにつく
「やっぱり、また寝ているのですね、雅ちゃん、よろしく」
女の声だ、だがまだ寝ていたい
「分かっている、清正!いつまでも寝ているな!」
何かが乗った感じがした、重い!
「分かった、分かったからもうちょっと、ソフトに起こしてくれない?雅」
俺の上に乗っていた、女は雅、いつも俺の上に乗り、起こしてくる
「お前がまだ、寝ているからだろ!なぁ、姫野」
姫野と呼ばれた女が答える
「清正様、今日は陰陽学園の入学式ですから、早めに起きていただかないと」
こいつは姫野、雅と共に俺と暮らしている、女だ
「今日だったのか!亜佐希、カレンダー確認してくれ!」
亜佐希と呼ばれた女がカレンダーを確認して答える
「そぉ~だよぉ、清正ちゃん」
おっとりとしている、こいつは亜佐希、姫野、雅と共に俺と暮らしている、三人は俺の先祖、安部清明の時代から家に住んでいる、実は三人は神様で、名前は先祖様がつけたらしい、俺の母親がわりの奴等だ
「ヤバい、入学式に遅刻なんて洒落にならないな、着替えるから部屋から出てくれ、姫野!朝飯、準備してくれよ」
姫野達を部屋から出して、着替える俺に対して、姫野が答える
「分かってますわ、もう準備は、出来ています、先に食べて待っていますね」
全速力で着替えを済ませて、朝食を摂るために一階に降りて、テーブルにつく
「今日は、洋風にしてみた、ちゃっちゃと食べろ」
雅の罵声を聞きながら急いで食べる、三人共、性格は違うが、共通点は家事が得意だという点だ
「ごちそうさま、三人共、準備出来てるか?」
と俺が聞くと
「私はいつでも出かけられますわ」
「お前と違って、とっくに準備出来ている」
「私も、いつでも出かけられるよぉ~」
っと返してくる、三人が人の姿から動物の姿になった時にチャイムが鳴って、声が聞こえてくる
『清正、迎えに来たわよ~、居ないの?』
「居るぜ!今、行くから待ってろ!」
っとやり取りをしてドアを開ける
「もう、遅いわよ!何してたの?」
こいつは、俺の幼なじみでお節介な源椿、小学生の時からこのやり取りをしてる
「清正様は、また二度寝しようとしてたのですわ」
「姫野!何、バラしってんだ!」
「どうせ、そんなことだろうと思ったわ」
最初のコメントを投稿しよう!