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地下の特別通路内部
美鈴「ねぇ、昌宏君…此処等の土管って全部昌宏君が通したの?」
昌宏『まぁ、そうだけど。土管を通すには許可が必要なんだ。』
良智「例えば?」
美鈴「もしかして!…職人の許可が必要なんだね。」昌宏『…😓いや、通り先の国に許可を貰わないと出来ない約束に成っているから…職人じゃあ無いよ。』里沙「つまり、無断で土管を通すと罰金だとか?」
昌宏『罰金はするけど、無断で土管を通す事は…向こうにも迷惑かけるからさ。😅』
美鈴「そうなんだ。」なんて話している内に、日本に通じる土管に辿り着いた僕ら。(本当は…歩きながらだった為に、遅く感じただけ。)美鈴「昌宏君、地図は有るの?」
昌宏『悪いけど地下は看板だけだよ。地図看板は無いね。』
里沙「迷わないの?私達だけだったら、絶対迷っていたわ。」
昌宏『(そろそろサイコメトリーで言語を変えなくちゃ。)まぁこの地下部屋は日本に通じる土管は此だけだから、この部屋に着ければ先ず大丈夫だから。』美鈴「そうね有り難う。あっ!そういえば昌宏君、分身作れるの?」
昌宏『(バレたな😓)実は…美鈴さん達の髪の毛を、今日は取りに来たんだ。』
良智「確か行く前に「髪の毛一本を、抜いてから土管に入ってくれないかな?」って、言っていたけども…まさかこの為だとは!」
僕は一時、美鈴達からそっぽ向いて何やら呟いていた。
昌宏「(『ブツブツ…。』)美鈴さん、良智さん。聞こえますか?」
良智「あれ!昌宏君、一体どうやって?」
昌宏「本当は、何時でも言語を変えられる様にサイコメトリーを貯めておいたんだ。」
でも、声のトーンは…ヨッシーに近いトーンの真間だった。
里沙「成る程。所で…分身を作るのに、何で髪とかが必要なの?」
昌宏「其はね?はっきり言うと…、分身を作るにはその人の遺伝子が含まれる部品が必要なんだ。(例えば、少なめの血液や髪の毛)」
美鈴「そうなんだ?」
昌宏「とりあえず、美鈴さん達は…学校が始まる前日辺りに送ってあげる。」
美鈴達「出来るの😓⁉」
昌宏「簡単な事。この土管に、通り道の空間を合わせるだけ!」
そして僕は…土管に手を翳し、内部の何かを調整し始めた。その間土管は、光り続けていた。
美鈴「何の調整何だろう?」
………二、三分後。
昌宏「出来た😉。取り敢えず、10日の早朝に合わせておいたよ。」実は、僕は土管の通り道を日本時間の10日に調整していたのだ。
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