1章 再会

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天智守護。 神田希望の幼なじみで、あだ名はマーくん。守護は昔から身体が弱く、幼稚園や小学校を休みがちで友達もいなかった。しかし、希望と出会い、友達になった。 守護が立柳高等学校に転校してきた理由は母親の転勤先がこの町の近くだったためだ。 「いや~運命的の再会だね♪だってクラスの人に希望のこと聞かなかったら、気付かなかったもん」 「俺だって同じさ。転校生ではしゃぐなんてくだらないと思ってたからな。まさか、守護だとはな」 「そうだよね。ねぇ…未来ちゃんは?この学校の生徒?」 「ああ。昼休みに呼ぶか?」 「いいね♪久しぶりに三人で食事しよ」 二人はクラスメートの視線を気にせず、再会を喜び合い、昔のように話していた。おそらくクラスメートは希望がこんなに話しているところを見たことがないのだろう。ポカンと口を開けたまま二人を見つめている。 -昼休み- 「マーくん!」 「やあ!未来ちゃん久しぶり!」 昼休みになると希望と守護は直ぐさま屋上に向かった。授業が終わって5分と経っていないのにも関わらず、一人の少女が二人を待つように立っていた。彼女の名前は神田未来。希望の妹だ。
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