48人が本棚に入れています
本棚に追加
俺と香織は急な出来事に
何もする事ができなかった
「マサを追い掛けようよ」
香織が涙を浮かべながら言った
「いや、やめとこう」
「何でよ?」
俺も急に目頭が熱くなり
涙が出ていた
「香織はマサが消えるとこを
見たいのかよ!」
つい香織に怒鳴ってしまった
香織は検問とは逆のほうへ
走っていった
「香織、ちょっとまてよ!」
俺は香織を追い掛けた
香織は人がまばらにしかいない
場所まできてしゃがんで
泣いていた・・・
俺は香織のとなりに座り込んだ
「香織、ごめん」
すると香織は顔は上げずに
頭を横に振った
これからどうすればいいのか
わからなくなった・・・
最初のコメントを投稿しよう!