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その剣士は、一人で帝国の大軍に突っ込み、皇帝と平原で相打ちになり、大戦は終わったのだ。
皇帝が死ぬと、部下達は逃げるようにして、人々の前から姿を消した。
勝ちを得た同盟国は、その剣士の素性を調べたが、右腕に十字架の上に羽を広げた不死鳥の紋章がある事以外、何一つ分からなかった。
なので、その剣士は英雄と称えられ、皇帝と相打ちになった大陸の中心の平原に豪華な墓を建てた。
そして、同盟国は、二度と大戦が起こらないように、国の剣術・魔術に実力がある者達に政府を作らた。
それからというもの、世界は二つの国と一つ政府によって、平和に包まれた。
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