最終章∬∬標的∬∬

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と思っていた。 が… 実際は 「何で、かばったんだ!!!そうか、ギッタギタのグッサグサにされたいんだな。なら、してやるよ。いくぞ」 蜜柑は翔に包丁を何回も刺している。 血が洪水のように噴出され、あたり一面が真っ赤になっている。 「ハハハハハ。楽しい~気持ちいい~」 次に蜜柑は彼の方を向いて、 「同じようにしてやる」 と言って、包丁を彼に向け、走りだした。 「死ねえええ─」 ズッキュ──ン 殺されたのは、彼じゃなくて蜜柑だった。 「ギャアアアアアアアアアアアア。痛い。痛いよ~」 彼はズボンのポッケに隠していた銃で蜜柑の頭を貫いた。 「馬鹿だね」 彼はそう言うと、家から出ようとする。 翔も蜜柑も、もう完全に死体となってしまった。 「そうだ。最後に蜜柑に言っとくよ。貴様みたいな女は大嫌いだ。何の奉仕もないしな。Hもさせてくれん女のどこがいいんだ?もう一言、あと金の援助だけど、あれはローン会社から借りたお金だから。お前の保険金で返済しといてやるよ。じゃあな」 と言いながら、彼は消えていった。
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