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ここは一体?
「気がついた?」
俺の前には真っ黒な人間のようなのが、立っていた。
「君は?」
と俺は聞いた。
すると、やつは
「それは答えられない」
と答えてきた。
俺は、また質問をした。
「俺は死んだのか?」
「そうだよ」
俺は分からなくなった。
(俺は死んだはずなのに意識がある。じゃあ、なんだ?ここは天国とでもいうのだろうか?)
「ここは、天国じゃない」
俺はやつを見た。
(何で、心が詠めるんだ?)
「それは、秘密だよ」
やつは俺ににっこり笑いかけてきた。
顔が見えないはずなのに、何故か笑っているのが分かった。
すると、やつは
「一言だけ…聞いて欲しい。今から僕が言うことを聞いたら、君は天国に逝けるから」
と言ったのだ。
俺は了解して、頷いた。
「じゃあ、聞いてね。君は“標的”ではなかったが、巻き込まれて死んだんだ。それと、裏切りは終わってない」
俺は真剣にやつの話を聞いた。
そして、俺は
「俺からの願いも聞いて欲しい」
と言った。
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