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港についたのだった。
俺は景色を見ながら船から降りる。
周りの景色は全く変わってなかった。
魚の市場が一番目立っていて、小さな魚屋がたくさんある。
出発した時と変わらない景色だった。
「あ~翔じゃねーか」
と誰かが俺を呼んでいる。
俺はゆっくりと声がする方を見た。
目には漁師みたいな人と綺麗な女の人がいた。
(なんていう名前だったけ?)
知っている人なのは確かだったが、イマイチ思い出せないのだ。
「もしかして、私達の事忘れちゃったかな?」
…!俺は焦りながら、顔の前で手を横に振った。
「嘘だな、こりゃ」
漁師がそう言うと、残念な顔をしてしまった。
(悪い事しちゃったな~)
俺は頭をかいた。
すると綺麗な女の人が
「何しにきたん?」
と言ってきたので
「今日からここで暮らします」
と言っといた。
そしたら
「え…エエエエエエ」
二人共驚いた顔をしている。
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