悪魔、天使

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…彼は どうなる? あまりにもショックで 学校こなくなるかもしれない。 もしかしたら 自殺も計るかもしれない。 そんなことになったら…。 そう考えてるとまた 悪魔が私の心の中に現れた。 「これはお前の望んでいた事なんだろう?」 『私は…こんな結果、望んでいない。…ねぇ、戻して!!さっき言った願い、取り消して!!お願い…』 悪魔は首を振って、彼女の姿を出した。 彼女は本当に死んでいた。 血だらけで頭が…無い…。 「い…嫌ぁぁぁ!」 なんともいえない哀れな姿に私は悲鳴をあげた。 すると悪魔のとなりに神が現れた。 「悪魔、観念しなさい。元の世界に戻るのです。」 「チッ…せっかく魂をもらいに来たのに…覚えてろ。」 そうすると神は私に告げる。 「これは彼女じゃありません。数日前の女の子の死体です。本物の彼女は闇の中で眠っています。」 そういうと本物の彼女が現実の世界に戻った。 「あれ…私…」 「み…美羽…?本物…?」 「私何をして…」 「逢いたかった…」 彼は彼女を抱きしめる。 私はそれを微笑みながら見つめていた。 『二人の邪魔してごめんね…』 こうして私は彼の事を諦めた。 もう…幻力頼るのはやめよう…。
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