状態

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暗い部屋…            一人…            扇風機だけが忙しく働いている            弱のやさしい風が顔にあたり… 頬をつたう水滴の存在に気付く            口の中に水分はなく… 瞼は動こうとしない                       今が朝なのか夜なのかもよく分からず… それなのに時計を見ようとせず            『このまま…』などと心の隙をつく悪魔と葛藤する自分を感じる            『ダメだダメだ…このままじゃ…』            自分の中で自分が戦っている…                       枕はすでにびっしょりと濡れていた            午前7時50分                                 暑い…もう9月も終わろうとしてるに… でも暑さのおかげで目が覚めた… 学校行かないと
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