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これ配るってさぁ…
係じゃないのにいいのかよっ!!
…しかも1番上、裕介……。
安達裕介は私の幼馴染み。
確か加古と仲よかったと思う。同じサッカー部だよね。
「おい裕介」
ピラピラ紙を見せながらそっちに向かう。
んぁ?と眠そうな声が聞こえて、起き上がった。
って寝てたのかよ。
「ほら、あんたのプリント」
「あぁ…サンキュ、永田」
あ、今永田って言ったな。
前は智利って呼んでたくせにぃ…。
「あんた少し手伝ってよ」
なんか憎たらしくなって、上の2,3枚を裕介の机に置いた。
は?と裕介は眉を寄せる。
「こんぐらいなら出来んじゃん。永田暇潰せよ」
「あんたには言われたくない。やれよ」
男子なんだから文句ねぇだろうが。
「……わぁったよ…」
「サンキュ」
やったとピースして、次の人を見た。
……って、加古かよ!!
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