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加古、…へぇ、佳太って言うんだ。
つか早く配っちゃお。
加古に向かって智利は歩く。
「加古ーこのプ――ッ!?」
途端に引っ張られた。
「智利、それ私に貸して!!」
………陽菜さんでございましたか…。
「あぁ、うんどうぞ」
プリントを陽菜に渡す。
「やぁーありがとうッ!!」
まるで花背負ってんじゃねぇかって思うぐらい、陽菜の機嫌は凄い。
……まぁ、加古のだもんね…
怖いなぁ、女子は。
って私もだけどね…
少し頭の中を落ち着かせて、またプリント配りを再開した。
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