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バンッと音をたててドアを開けた。
うん、見事に大注目。
「…間に合った?」
近くにいた男子に聞くと、あまりの音のうるささに目を見開いたままコクンと頷いた。
「うん、まぁ、ギリギリ…」
「マジで!?陽菜ギリギリだって」
「安心したぁ」
ふぅ、と陽菜も息を吐く。
「ごめんね智利?もう寝坊しないように頑張るッ」
「うん頑張れ!!私も出来る限り早めに行くから」
「それはいいや」
「おいッ」
そう言って笑いながら、私達はバイバイして自分達の席に向かった。
私と陽菜の席は見事に正反対。
だけど、いつも陽菜は休み時間になると、私のところに来てくれる。
色んな子も引き連れて。
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