ぬもんちゅが～ﾀﾋﾟｽﾄﾘｰ～

記憶

霧が晴れない そんな夜に
孤独 一人 月を見上げて
思い出すの あの人の事を
うずき出すの あの人を感じた所が

闇が晴れない そんな朝に
私は 一人 黄昏ています
忘れたい あの思い出
消し去りたい あの人を感じる私を

光が見えない体で
私は一人さまよう
寂しい 告げられない
一人よがり続けて

夜明け前 泣き濡れた日が
私を 追い詰めるの
貴方を 感じてた日々が
私をどうしようもなく一人にさせるの

街は笑顔で溢れてて
私は一人 外されて
もう嫌だ 誰か助けて
そんな気持ちも捨ててしまいそう

光が見えなくなって
季節がいくら回ろうと
私は感じられないの
貴方しか 感じられないの

泣き濡れた日々が私を
追い詰めて 孤独を立たせる
楽しかった日々が私を
苦しめて 離さない
貴方の思い出で
私は死んでいく
貴方と私の思い出が
貴方しか無くなっていく
私は消えていく
地に落ちた雨のように
忘れてしまいたいから
貴方を私だけの思い出にしたいから