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『おれ、サヤカに借金のこと言ったのは、サヤカと、昔みたいにずっといたいからって思った。
サヤカ、内地に行かないでほしい。そのコトは、別にサヤカが決めることだけど、おれは、サヤカが今でも好き、ずっと一緒にいたいから。』
文章で書くと、簡単だけど、実際は違った。
緊張して、声が震えてカミカミでそう言った。
けど、゛サヤカが好き゛って、言葉はしっかりと言えた。
サヤカ『あたしは…』
サヤカが答えようとした。
でもサヤカからの答えが怖くて…。
もうひと押し言葉をかけた。
おれ『借金のことは、サヤカには迷惑かけないよ。
また、一緒に宮古島に行って、二人で暮らしたいだけ…。
おれにはお金ないから、また実家暮らしになるけど…。』
それって二人暮らしではないが、そばにいたいから。
おれにはお金なし借金あり。現在無職。オマケに前科者。
サヤカはこんなおれとは違う。
サヤカ『ねぇ…ライン。』
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