たびするひつじ

助手席に座って
車の人とお話する
案外若いヒトだったことが判明
「さんじゅっさいくらいかとおもった」
「よく言われる」
「あ、ぼくのことたべてもおいしくないとおもうよ」
「食べないよ。毛は刈るかもな」
「やだ。さむい」
「やっぱ寒いからぷるぷるすんのな」
「うん」