3156人が本棚に入れています
本棚に追加
店の入り口に大きく『sweet』と書かれていた。
『よし、大丈夫?入るよ。』
待ってあいちゃん、深呼吸させて。
ドアが開いた瞬間、中から男の人達が大きな声で『いらっしゃいませ』
中に入ると店内は少し暗め、広さは、コンビニが2つ引っ付いた感じすぐにオシボリを渡され席に案内された。席に座るなり割りものを聞かれた。『あいちゃん、おはよう』と言いながら『友達は新規ですね』男の子が言った。
すぐに焼酎のボトルとアイス、割りものを持ってきて、一人の男が人数分のお酒を作る。『お酒の量は?』あいは普通でいいよ!
私も慌てて普通で!と答えた。
男の人にお酒を作ってもらうのは初めてだから違和感を感じた。
お酒を作ってもらい、乾杯をした。席にはお酒を作ってくれた『潤くん』がついてくれた。
たわいもない会話、ホストが初めてで人見知りでと自分の事をあいちゃんが説明してくれた。
潤くんに『お名前は?』
小さい声で『るいです』と答えた。これが潤くんと会話した初めの言葉でした。
緊張もあり中々話せない。
周りを見ても他のお客さんは楽しそうにヘルプと話したり、担当と話したり、カラオケをしてる。
そんな中私は溶け込めずにいた。30分ぐらいが過ぎた頃、あいちゃんの指名してる担当が来た。
『あい、おはよう。初めて見る子だよね?初めてまして、(立花拓弥)です。宜しくね!』
印象は明るく元気のいい人って感じ。とにかくよく話す人。
潤くんはと言うと、隣失礼します。って横に座り、一生懸命緊張を無くそうとしてくれてる。
イロンナ男の子が席に来ては名刺を渡す。名前と顔が一致しない。そんな中あいちゃんが突然『気にいった人は?指名できるよ』
う~ん待って!指名か、よく分からないけど『潤くんで』と答えた。本当は、ずっと隣に居て話していてくれたからと言う理由。タイプではなかった。
でも落ち着いた感じのいい人だ。この時から、私は『潤くんのお客さんになった』
あっそうそう、潤。この子今日誕生日なんだよ!あいちゃんが不意に言った。
潤くんは『おめでとう~いくつになったの』
22才です。『俺の1つ下なんだ』
『いっらしゃいませ』私達の会話を遮った人。『代表の七海稜斗です。楽しんでいってね』
最初のコメントを投稿しよう!