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「柚季ちゃんって...彼いるの？｣
「えっ？...いないけど..｣
「そうなんだ..よかった。｣
「えっ？よかったって....？どうして？｣
「俺にもチャンスあるのかな？って思っただけ。｣
えっ？
それって...私の事気にしてくれてるって事？
なんか嬉しい..！
「柚季ちゃん？あのさ...｣
そういいかけた時、後ろから声が聞こえた。
「優一？やっぱりここにいた｡聞きたいことあって探したのよ？｣
「え？真紀？どうして？｣
「だから～探したって言ってるでしょ？編集長が呼んでるの！｣
「そっか..ごめん！柚季ちゃん、また明日ここで..｣
「う、うん｡｣
優一さんは謝って真紀という女の人と会社に戻って行った。
きれいな人...仕事バリバリしてる感じだったなぁ...
でも明日またここで会えるから楽しみ｡
家庭教師の話も明日話しよ｡
お母さんにも教えてくれるひと見つかったって言わなきゃ..｡
そう思い、私は家に戻ることにした｡
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