出会いは雨の中..

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なんだか悪いような気がするな.. 「でも..いいのかな?悪い気がして..」 私が遠慮しながら言うと優一さんはニコニコ笑って.. 「いいんだよ?柚季ちゃん..気にしなくて。俺がそうしたいから..ね?あと!月謝とかはいいよ?柚季ちゃんが時々デートしてくれたら..」 えっ? デート? うわぁ..なんか恋人みたい.. 恥ずかしくなってうつむいちゃった.. 「え?柚季ちゃん?どうしたの?...えっと..俺ストレート過ぎたかな?デートって..気晴らしに一緒に遊びに行くだけだよ~?」 そっか..そうだよね? 私ったら思いこみ激しいな.. 「なんか..びっくりしちゃって..気晴らしか..うん!じゃあ遊園地ね!」 「遊園地ね?いいよ!...あ!でもその前に勉強だよ!そうそう何時頃がいいかな?」 「優一さんの仕事次第でしょ?夕方の18時とか?」 なんかびっくりしてるけど.. でも仕事の邪魔にはなりたくないから.. 「そうだね..金曜日はそのほうがいいかな?土日は昼間の10時頃!オッケー?」 「うん!オッケー!じゃそうしよ?あれ..?雨..やんだみたい..」 二人で楽しく話しをしている間に雨はいつの間にか止んでいた。.. 公園を見渡すと池には虹の橋がかかっていた.. 綺麗.. こんな虹..見るの初めてかも? 「綺麗..ね?優一さん!見に行こう!」 「本当だ!行こう!」 そう言って池の近くに走っていった.. 雨宿りのベンチから.. なんだかじゃれあう猫みたいな感じで..
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