じょそう?(二期・ティエアレ)

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******* 「入っていいぞ」 ドアが開いて部屋へ入ってみると、ティエリアはいなかった。 いや、ティエリアにそっくりの美人はいた。 「ティエリ……ア……」 「なんだ」 声はティエリア。 でも、姿は美人さん。 「すごい……」 「褒められても嬉しくないぞ」 少し怒ってるのかとげとげした返答をする。 「ご……ごめん」 「自分から志願したとはいえこれは少し抵抗がある」 ティエリアもあまり快くは思っていないようだ。 「綺麗なのに……」 口が、すべった。 「では君がやるか?」 「え…僕じゃ気持ち悪いだけし遠慮しておくよ」 「似合うと思うが」 「え?」 幻聴か、と聞き返す。 「似合うと思うと言ったんだ」 どうやら幻聴じゃなかった。 「そんな僕なんて鍛えてるから女性の服なんて似合うわけないよ」 「いいから着てみろ」 半ば強制だった。
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