恐怖感

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実際、起こった瞬間のことはわからない。       私の記憶は 足を閉じなさいとゅう言葉から、病院に向かう車のなかで血がにじむタオル見ている残像までの間が全くないのだ。       泣いていたかさえ覚えていない。            全く残念な子供だ。               そして私の足には、 今も車輪に巻き込まれたときの傷の跡が薄らと残っている。               おわり。
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