私と彼女

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久しぶりになるが夢の話をしようと思う。   よくよく思い返せば私がその夢を見たのは2回目だった。 内容は全く同じで、だが2回目の方が何やら鮮明だった。      私は犯罪者だった。   正直夢の話であるからはっきりとは覚えていない。 酷く曖昧な表現が多くなると思うが許して欲しい。   そもそも、その国が日本なのが外国なのかさえ私は分からない。 夢の種類としては私は実際に私というキャラクターとしてその夢を体験していた。   犯罪も何を仕出かしたのかは思い出せない。数人を殺した殺人犯だったような気がする。 私は警察に連行され牢の中にいた。   彼女が現れたのはそんな時だった。 銃声が二発、その後に私の前に立った彼女は夢によくあるパターンで顔は良く分からない。分かったのは長い髪(黒髪か茶髪)に紅いルージュ、しなやかな指先。美女だった。   彼女はその綺麗な手に拳銃を引っさげて現れた。 牢が開く。 彼女は片手に牢の鍵を手にしていた。 牢から出て入り口をみると警官が二人倒れている。 彼女が殺したのだろう。 彼女は何も言葉を発する事無く私を連れて外に出た。警官は途中にも居ただろうがその辺の下りは覚えていない。  
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