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ゴンッ
「~痛っ!」
起き上がろうとして身を上に持ち上げた瞬間
頭を打ち付けて再び寝た姿勢に戻る
不思議な感覚である
目を開けたハズだと言うのに辺りは真っ暗で手を動かしても足を動かしても柔らかい壁のようなものに囲まれていて起き上がる事も出来ない。
記憶違いでなければ自分の部屋はどんなに暗くしても僅かに光が入ってしまい真っ暗にはならないし
そもそも、こんなに狭くは無かったハズだ
「何ここ…」
ギィッ…
遠くから音が聞こえてくる。
何かを開けるような音だった
暗い何かの中で聞こえてくる音に体は敏感に反応する。
しかし、この箱のようなものに入っている感覚…
なんとなく…なんとなくだが心当たりがあるような気がする。
思い出せない
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