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魔王の城を目指すために、この【ゴブリンの巣】と呼ばれる洞窟を通らなければならなかった
ゴブリンの巣に入ろうとすると、早速ゴブリンの大群が襲ってきた
アレスは勇敢に闘う
「くっ…これだけの数、一人じゃ…」
苦戦するアレスの前に一筋の光が走る
光が通り抜けると、そこにいたゴブリンの大群は塵となっていた
「ふん…これぐらいの敵も倒せないのか」
アレスの後ろには金色の髪をなびかせて、大剣を片手に美しい女性が立っていた
「君は?」
「私の名はミリー。ナルスの街で傭兵をしている。勇者の噂を聞き付けやってきたが…期待外れだな」
「何ぃ!?…そこまで言うなら俺の実力見てみるか?」
「そうしたい所だが…そうもいかないようだ…」
ミリーが指差す先には、ゴブリンの大群がいた
先程の倍はいる
「ふっ、こいつらが先ってことか」
「遅れるなよ?」
「当たり前だ!俺は勇者だぞ!」
アレスとミリーは大群へと突っ込む
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