運命の時計

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「もしもし…相田さん?こんな朝早くすみません。実は今、病院から電話があって主人が運ばれたの…事情は病院に行かないとわからないから、一緒に行ってもらってもいいですか?…はい…待ってます」 頭空っぽだよ… 何が起きたの? だって昨日は仕事だと言って出てる… あれこれ考えてたら、ドアチャイムがなった でると相田さんだった 顔を見たら溢れるものを抑えられずに泣いてしまった… 「優子ちゃんしっかりしないと!これから病院に行くから一緒に車に乗って!」 言われるがままに、戸締まりをして外にでた 少し明るくなってきた空がやけに目に染みる… 「新横山病院に向かってください。お願いします…」 それだけ告げた 車は重苦しい空気の中病院に向かって発車した… そして時計の音が聞こえた… チックチック…チッ と今にも止まりそうな音が…
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