第1章 小学生

7/7
前へ
/20ページ
次へ
(息が…できな…) 飛鳥は深い川に溺れた。 本当に死ぬかと思うくらい深く。 飛鳥は意識を失った。 目が覚めた飛鳥は、橋の下にいた。なぜかはわからない。 もしかしたら、誰かが助けてくれたのだろう。 「ケホッケホッ…」 咳が出る。熱が出てきたのだろう。 (早く帰らなくては…) 立ち上がる。けれど視界がぼやけていて、歩いたとしてもフラフラな状態だ。 けれど必死に家に向かい、母親に言われながらも言葉は返さず、自分の部屋に向かった この日からだ。 学校を休むようになったのは…。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加