第1章 小学生

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毎日がすごく嫌だ。どうせイジメられる日々なのだから。 何度も何度もイジメをされ、しまいには殺されるかと思う行為までもされた。 「もう…嫌だ…やめて…」 そんな言葉でさえも聞いてはもらえない。 返ってくる言葉は、 「うるせ~よ!!お前なんかいらない子どもなんだよ!」 全員で殴る蹴るの暴力。飛鳥は正直、死にたいとも思っていた。 「いらない子ども…何かじゃない…」 「は?馬鹿じゃないの?」 「お前はいなくていいの!」 「どうせ不幸な人生になるんだしね♪」 『あははっ♪』 みんなして笑う。 そしてまた、体の部分を殴ったり蹴ったりする。顔はばれてしまうから。 でもこれは小学1年生からずっとのこと。 さすがに6年生になれば慣れてはいる。
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