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部屋に戻った飛鳥は、ベッドに倒れこんだ。
「…体…いて~…」
小学生のくせに、本は山のようにあった。売ることや、捨てることさえも嫌な本。いつしか、大切なものとなっていた。
飛鳥は本を取り、読み始めた。その本はイジメ・仲間外れにした小説や漫画。
本を読んでいると、バタバタという音がした。
「あ~にき~!今日も本貸してくれ~♪」
「…鳴鳥(めのう)…何の本がいいんだ?」
「ん~推理漫画♪」
「…んじゃ…こっちは落雷の星な」
「了解!」
そして自分の部屋に戻っていった鳴鳥は飛鳥の弟。人懐っこく、みんなから好かれている。
鳴鳥も飛鳥と同じく、本が大切なものだ。
飛鳥はさっきも言った通り、イジメ系の本。鳴鳥は恋愛系といったものを集めている。
鳴鳥はすぐに帰ってきて本を交換し、自分の部屋に戻った。
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