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そして、主人公高山一樹も、その半数の生徒の内の一人だった。
崩れているわけでもないが、美形ではない顔。少し寝癖の残るはねた髪。
ほとんど特徴の無い外見だが、髪と目の色は真っ黒で、混り気がない。
一応彼は生徒会執行部に所属してはいるものの、入学式という行事が終わった今、わざわざ駆り出されるような用事も無い。
片付けは保護者の方々や先生達がやってくれる事になっていた。
2年は特別の時間割りで2時間目終了後には解散して良いとなっている。
(先生の話が終わったらどうしようか…)
と、考えていた。
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