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自分の陰があなたの影に映る
僕はその影を消したくなって
自分の陰を見たくないから
あなたの中に入っていった
真っ暗足元が冷たい
僕が暖めようと手をかざした
僕の陰を隠すため
けれど、あなたは僕の存在に気付いた
同時にあなたも僕の影に映る自分の陰を見つけた
なでるように消そうと
いつのまにか重なり合った
あなたの手僕の手
二人の手の上に落ちた水滴
隠したくない
消えたくない
そう一緒だったんだ
二人で笑えてた
冷たい地面を暖めよう
震える背中を撫でよう
溢れた陰を抱きしめて
二人で分け合って
癒されてゆく陰が作りだす光
ほら
何もできないって
実感ないだけ
二人一緒にいるんだから
怒られて泣いて慰められて
二人同じことするの
ありがとう言い合って
悲しい涙
嬉しい涙
真っ暗な足元
真っ白な行く先
不安を分け合って
楽しみを二倍にして
また笑い合うの
陰を融合さして
また優しくなれるの
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