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「飛鳥さん、どうもです」
「久しぶりね、梓君。なんか、大変な事になってるわねぇ……」
飛鳥は言葉の割には楽しそうな口ぶりだ。
梓が苦笑を浮かべる横で敬にも気付いて微笑み掛ける。
敬も懐かしそうに滅多に浮かべない笑みを飛鳥に向けた。
「飛鳥さん、ご無沙汰してます」
「相変わらず、スカした高校生ね」
「飛鳥さんも相変わらずで……」
「あーら、その続きはなくて……? 何が言いたいのかしら?」
怖いような、それでいて飛鳥は愉しそうであった。
梓も敬も、そして俊宏も飛鳥をとても慕っているようで表情が柔らかかった。
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