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「ところで、梓? あの子は誰かしら?」
飛鳥が指差したのは取り残されていた美羽。
美羽は特に仕事は無いのだが梓に「居ろ」と言われたのでとりあえず居たのだ。
「俺の彼女……ですけど?」
梓がそう告げると飛鳥は「ふーん」とにっこり笑った。美羽もつられて笑う。
「モデルにピッタリじゃないの。今度、今日の御礼に貸しなさいよ」
「えっ、あいつをですか?」
「他に誰が居るのよ。背も高いし、スタイルも良いし、恋してるからかしら? 輝いてるし……Two―wiN(ツイン)なんかが似合いそうね」
Two―wiNもori―himeに並ぶブランドの1つ。
ゴシック系のori―himeとは違い、白とピンクがイメージのスポーティー&エレガンスをテーマとしている。
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