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「とても素晴らしいわ。特に美羽さん、貴女が素敵よ」
梓につかみ掛かる美羽を飛鳥は絶賛する。
飛鳥は口角を分かりやすく吊り上げた。
全員が飛鳥の評価にクエスチョンだった。
「誰が優美さを求めて? 高校生らしい貴方達のやり取りを私は認めたの。彼氏に可愛く見られたい彼女がそうやって可愛い顔して胸に飛び込むなんて良いじゃない? 美羽さんは梓君には素直なようね?」
カッ、と頬を染める美羽に梓も格好が付かない。
梓が前髪掻き上げるのは照れ隠しのサインだ。
飛鳥は二人から視線をスライドさせてもう一笑する。
「それに……敬君にも興味が沸いたわ。私、敬君みたいなモデルは大歓迎してるの」
「……だから貴女は苦手なんですよ……」
全てを見透かしたような飛鳥に皆がお手上げだった。
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