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「それと……、私に構ってくれるのはとっても嬉しいんだけど、時間は大丈夫なの? 俊宏は慌ててた気がしたんだけど?」
「っ、やばいっ! 全然、大丈夫じゃなかった! あ、飛鳥さんっ、もてなしもしないですみませんっ! 御礼は後日、必ずしますからっ!」
「体でね。期待してるわよ、梓君?」
ふふっ、と笑った飛鳥に梓は軽くお辞儀をして服を引っつかみステージの端にある簡易脱衣所へと走った。
飛鳥は会場に行くわ、と美羽に名刺を渡して去る。
「梶谷……飛鳥さん……か」
あまりにインパクトのある彼女を美羽は忘れないだろう。
言ってることは無茶苦茶だけれど、彼女は賢い……―――気がする。
そうでなければ……
「美羽?」
梓や敬や俊宏を今以上に輝かせる事は出来ないだろう。
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