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「や゙っべぇー……」
大声出しまくったり、ステージから飛び降りたり、無茶苦茶な行動連発した梓が疲労に伏せるのは自業自得と言うものだ。
しかし、彼が居なければ今年の南陽祭はどうなっていたのだろうか……?
皆が後先考えない梓に感謝の気持ちを募らせていたのは言うまでもなく、梓自身もいつもの憎たらしいくらいに自信満々な笑みを浮かべていた。
敬や俊宏も同じくエネルギー切れと言った感じだ。
「もう、絶対にこんなことはしません……」
「激しく同意……。僕、バントなんて二度としないもん……」
とか、何とか言った所で屍が動き出せば彼らも動き出す。
すっかり淋しくなった夜の野外ステージの中央に美羽は立ってみて改めて三人の度胸と……―――梓の姿に感動して微笑みが漏れた。
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