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一週間もたつと中学生活に慣れてきた。
俺にも少しずつだが友達が出来始めていた。
…
『おぃ！健！健だょな？』
と後ろの席から肩を叩かれながら言われた。
俺はﾋﾞｯｸﾘした…
恐る恐る振り替えると幼稚園の時に一緒だった『拓』【たく】だった。
初めは急な事だったから頭の中が真っ白で思い出すのに時間が必要だった。
『同じ中学だったんだなぁ！幼稚園以来ぢゃん。また仲良くしようぜ！』
と拓は明るく笑いながら俺に語り掛けてきた。
俺は嬉しかった。
中学で初めて新しい友達ができたから…
その日の帰りに翔に今日の出来事を話した。
翔は
『良かったぢゃん！ってか幼稚園の頃の事憶えてるなんてすげぇ奴だな！』
と笑っていた。
『健は部活何に入るか決めたぁ？』翔にきかれた。
『まだ考えてなぃなぁ。俺ぁまりｽﾎﾟｰﾂ出来ねぇし、運動神経よくねぇから…』
俺は答えた。
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