Scene10

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止まった時間が 数秒早く動いたのは僕の方だった… 「か…お…」 立ち尽くしていた女性の手から力なく携帯電話が落ちる… 「か…お…り…さ」 女性は首を横に振り現実を理解していく… そして全ての沈黙を破ったのは… 桜木 花織の方だった… 「いやぁ~~!!」 頭を抱えながら 身体中から絞り出すような悲鳴が花織さんの口からあがると共に… 僕の部屋から飛び出した花織さん…
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