第一楽章

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「じゃあ、僕達は帰れ無いんですか?」 「ああ」 「15歳になっちゃったって事ですか?」 「そうだ」 「此処で暮らすって「「しつこい!!」」 斉藤と土方は沖田の質問攻め(?)にイラ気がさし、怒鳴った 「一回で把握しろ!」 「一番隊長だろうが!」 「まあまあ」 永倉が間に入り、なんとか2人の怒りは収まった 「総司、食べ終わったなら沙羅の所持ってけ」 「沙羅?」 沖田は誰の事だかわからず、眉間に軽くしわを寄せ首を傾げた 「お前も会ったろ?深い青色の・・・」 「あぁ・・・沙羅さんって言うんですか」 「部屋を出て右に曲がったら突き当たりの部屋がある。多分そこに居るから」 「わかりました」 沖田はニッコリと笑み、部屋を後にした 右に曲がった突き当たり・・・あった・・・ 「沙羅さん?」 沖田は近くにある柱を軽くノックして相手の返事を待った
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