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一方の翔平は鋭い眼差しを雪奈に向けている。
「わ、分かったわよ…」
とうとう観念したようだ。
しかしその時、担任が教室に入ってきた。
「あ、やっぱ後で!」
「忘れねーかんな」
「わ、分かってるってば!」
そう言いながら、二人は席に着いた。
・・・・・・。
(つまんねーなぁ…)
ふいに翔平はそう思った。
いつもと変わらない日常。
小さな変化は沢山ある。
だが、翔平にとってはどれも退屈な変化だった。
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