これから……

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窓越しに流れて行く街灯の灯りを見ながら私は優に言った。 私『…ねぇ?私ね、仕事を辞めようかと思うんだけど。』 彼は、嬉しそうな顔をして聞いている。 そして口を開く。 優『そう…それで…どうしたい?』 分かっている癖に意地悪な言い方をする彼。 私『向こうで暮らしましょう…。』 私達を乗せたタクシーは夜の闇に消えて行った。
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